只見線地域コーディネーターの活動日誌

2019-10-16 奥会津・ひと

【只見線撮影スポット】会津水沼―早戸 めがね橋

三島町から金山町に向かう国道252号から見えるめがね橋

こんにちは。酒井治子です。今日は只見線利活用計画の事業の1つ、奥会津景観整備プロジェクトで実施しているビューポイント整備をご紹介します。

普段只見線に乗ってご案内をしていると、お客様に案内をしようとするとトンネル、トンネルを抜けると林、、、なかなかきれいな景色をゆっくり見て頂くことができない区間もある只見線。只見線がこの地域を走り出してからすでに50年近くたっており、これまで只見線を主体にした景観整備は沿線地域一帯では行われてきませんでした。

 近年、三島町にある第一只見川橋梁がビュースポットとして整備され、春から冬まで、ビュースポットへ訪れることができるようになり、国内だけでなく、海外からのお客様も、そこに登って只見線を撮影する、というのが旅の目的の1つになっています。

 今回新たに整備されたのは、早戸―会津水沼にある通称めがね橋と言われる、8連コンクリートアーチ橋です。これまでは、国道252号の対岸から撮影すると、このめがね橋の前に杉の木があり、全体が良く見えなかったということで、今年度金山町で整備し、約50本の杉の木を伐採しました。

実際に只見線に乗ったことがある方の多くは、「木で見えないな・・・。」「トンネルが多いな。」と思った方も多いと思います。私も案内しながら、これから4本のトンネルを抜けて、林を抜けたら・・・なんて案内をします。奥会津は自然の多い場所なので、もちろんそれも仕方のないことですが、皆さんに見せたいなと思う風景をゆっくりとみられる、メリハリのある沿線づくりにつながる、大きな一歩だと思います。これから再開通までの2年間で、各町村の皆さん、そして関係機関の皆様にご協力を頂きながら、景観整備事業は進めてまいります。只見線に乗車、また撮影に来られる際は、このめがね橋付近も撮影してみてくださいね。なお、国道252号のめがね橋付近には、橋よりも東側に道路脇に待避スペースがありますので、そちらに駐車の上、撮影なさってください。

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