只見線地域コーディネーターの活動日誌

2020-03-13 奥会津・ひと

地域で学び、地域で活かされる取り組み

こんにちは。只見線地域コーディネーターの酒井治子です。今日は、地元の学生が只見線とその沿線地域を訪れ、見て、感じたことをまとめてくださったサイトをご紹介します。


https://okuaizucafe.jimdofree.com/

旅して恋して只見線


このサイトは、福島県立テクノアカデミー会津の観光プロデュース学科の学生さんが、2年間の学びの中で、地域について、観光について、自分たちの研究成果の形として作成されたものです。小泉ゼミナールでは、毎年、奥会津や只見線について実地研修を通して、学生の視点を生かした卒業制作を発表し、地域に還元してくださっています。

ゼミの小泉先生からのメッセージです。


今年の学生たちも只見線でフィールド調査を行い、WEBサイト「旅して恋して只見線」を制作しました。観光スポットだけでなく、最寄りのカフェに立ち寄ってもらうことで、只見線の待ち時間を豊かにすごしてもらおうと、ストーリー仕立てで企画したものです。


サイトでは、学生一人一人が、駅に降り立ち、自分が決めた目的地へ向かい、その道すがらで見たものや、感じたことを言葉と写真でまとめています。紹介しながら、そこでどう感じたか、どんなものに目がいったか、それぞれ、一人の物語としてまとめられています。

早戸駅近くのカフェ店主、小松さんを取材している学生

もちろん、観光情報として立ち寄った場所を紹介しているのですが、そこに行き着くまでの道中に感じたことや見たものが、記録として、またストーリーマップとしてもまとめられているので、初めて訪れる人、これから行こうとしている人にとっては、距離感の近い観光案内になっています。

取材、撮影中の学生さん 手に持っているのはあわまんじゅう?
会津宮下駅近く Sampsonの菅家さんに取材する学生

3人の学生が4つの駅で出会った風景や人、暮らしが、今自分たちの身近にあるものなのに、彼ら、彼女らの視点を通してみると、改めて良さを知り、魅力的なものに見えてきます。残念ながら、人は年齢を重ねていくにつれ、少しずつ発見や感動に鈍感になっていくのだと気づかせてくれます。

会津宮下駅近くのアーチ三兄弟 にて
撮影する人を撮影している人たち、を撮影 道の駅尾瀬街道みしま宿にて

今、教育、学習の場が影響を受けて、共に学ぶことができない状況が続いています。学校で学んだことを地域に還元し、地域が教育の場とつながることができれば、地域の未来がつながっていくと思います。

制作したサイトは、学生の思いで制作したレイアウトを崩さないよう、PC用に表示が固定されています。ぜひ、PC用表示でご覧ください。

テクノアカデミー会津の小泉先生、ユウリさん、ユカさん、ユウキさん。ありがとうございました。卒業おめでとうございます。小泉先生によると、会津の観光に関わる仕事をされる学生さんもいるとのこと。これからも楽しみです。

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